2016年10月29日土曜日

第13回 おっきん!椋川 詳細が決まってきました

今年で13回目を迎えた「おっきん!椋川」
農家の軒先に1年に1 日だけのお店が開店。村の中に点々とある軒先ショップを巡りながら、地元の方と交流し、自慢の料理や手仕事品を楽しんでいただけます。。。

日時:2016年11月13日(日)10時~15時
場所:滋賀県高島市今津町椋川

公共交通機関がありませんので、基本的には車での来場となりますが、JR安曇川駅から無料シャトルバスがあります。

安曇川駅からのシャトルバス
安曇川駅発 9時10分、10時20分

椋川から安曇川駅へのシャトルバス
椋川ライスセンター発 14時20分 15時30分

椋川の方の出店が中心ですが、他にもいろいろミニ企画があります。山里をのんびり歩きながら、小さな企画も楽しんでください!!

現在、決まっている企画です。
予定されている企画ですが、予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

★「オカリナのんのん」ミニコンサート
時間:未定(2回程度の公演になる予定)
場所:おっきん椋川交流館
*古民家に響くオカリナの音色。

★よし笛「ほっとらいん」「ソファミレド」ミニコンサート
時間:未定(2回程度の公園になる予定)
場所:おっきん椋川交流館
*長浜を中心に活動されているよし笛演奏のグループです。

★竹細工のワークショップ
竹細工の体験ができます。
「一輪挿し」や「やじろべえ」を作ることができます。
(材料代必要)

★スタンプラリー
村の中をくまなく歩いて、スタンプを集めよう!
スタンプを集めると、椋川の美味しいお米が当たるかも!!
参加賞もあります!!

★たかしまの映画「虹をつれて」上映会
「虹をつれて」のHPサイト
http://taka-pro.com/niji/

★ECC学園高校 ものづくりの店
時間:11時~15時
場所:ECC学園高等学校
*在学生や卒業生のものづくり作品

★キッズフリマ(出店するこどもも募集中!)
場所:是永さん家
*子どもの、子どもによる、子どものためのフリーマーケット。それがキッズフリマ。

★環境レイカーズ
*椋川で地域密着な体験活動を続けている環境レイカーズ。その活動の紹介します!

★木の駅プロジェクト
*薪のある暮らしを提案する木の駅プロジェクト。

★創造力無限大工房
*木を組み合わせて自由な発想でモノづくりを楽しんでもらえます!

★ふみんちゅ
書と三線を奏でるアーティスト・ふみんちゅ。
人は彼女を三線筆人(さんしんひったー)と呼ぶ!

★ドラム缶窯ピザ
もはや、「おっきん!」の名物メニュー。
高島市内で流行しているドラム缶ピザの元祖はこれだ!!
数量限定なので売り切れ注意!!「久太郎」の家に急げ!!!

★藍の生葉染め
毎年、草木染め体験をされている清水さん、山川さん。
今年も藍の生葉染めが体験できます。

★「ナベスエ(鍋敷き)」づくりのワークショップ
場所:是永さん家
*稲ワラのナベスエ(鍋敷き)をつくってみよう(材料費必要)。1時間くらいで作り上げることができます!!

★ねこ車(一輪運搬車)レース
時間:午後1時~2時頃
場所:「久太郎」の家の前
*恒例のねこ車レース。早く、しかし水をこぼさずにねこ車を押せるか!!
男性の部(中学生以上)、女性の部(中学生以上)、子どもの部(男女一緒、小学生以下)の3部門に分かれて競技をします。商品もあります!!!

★未来郵便局
一年後の自分に手紙を出そう~♪
1年後(来年の10月下旬頃)に「おっきん!椋川」のチラシと一緒に、1年後の自分に当てた手紙が届きます。

セイロが届きました!

糀づくりで使うセイロが届きました(^_^)/
いよいよ糀づくりが始まります!
お忙しい中、セイロを作ってくださった有吉さん、ありがとうございます!

2016年10月3日月曜日

栗のおすそ分け

近所のおばあちゃんに「栗拾ったからおすそ分け」と栗をたくさんいただきました。
一度に全部は食べられないので、栗についてる虫の卵が孵らないように熱処理をして冷蔵庫に保存することにしました。
以下、熱処理の方法です。
お湯の温度と時間が大事ですよ~
<用意するもの>
穴をあけたビニール袋

温度計
1)鍋に水を入れ、火にかけ80度のお湯をつくる。
2)お湯が80度を超えないように気を付けながら栗を投入。
3)火を弱め、1分煮る。
  この時、水温が80度を超えないように。
4)水を切り、陰干しをする。
  陰干しは栗の表面が乾く程度でOK。
5)穴をあけたビニール袋に入れて、冷蔵庫(チルド)で1週間~1か月保存が可能。
以上です。
チルドに入れておくことで甘みが増すという効果もあるようです。

2016年6月19日日曜日

子どもを信じる覚悟

静岡県富士市で冒険遊び場をされている渡部達也さん・美樹さんのお話を聞くことができました。
http://www.h6.dion.ne.jp/~playpark/
https://www.facebook.com/taccyannmickey.yumemachinet?fref=ts

冒険遊び場、ということで自然の中で「のびのび遊ぶ」というお話かと思いきや、「子どもの貧困」や「いじめ」「生きづらい子どもたち」のお話し。渡部さんの冒険遊び場は「遊び場」というよりも「居場所」的な意味合いが大きいのだと感じました。
私もこのような居場所をつくりたいと思っている人間として、すごく共感したのが「子どもを信じる」という覚悟です。
少子化の影響で子どもの数が減った結果、大人たちは子どもたちを”コントロール”しやすくなっていると思います。”管理しやすい”といったほうがわかりやすいかもしれません。何しろ子供たちだけで勝手に姿をくらまして遊びに行ってしまう、ということが極端に減っているからです。子どもが巻き込まれる犯罪も多くなり、治安上の問題から子どもを塾やスポ少、お稽古事などに通わせているという事情もあるでしょうが、要はそうやって子どもたちの時間を”コントロール”しているわけです。
その影響があるのか無いのかわかりませんが、学校の先生や親ですら信じることができない子どもが増えている、と言われる昨今。
渡部さんのように覚悟を決めて子どもを信じてとことん付き合う大人の存在はとても貴重だと思いました。
高島でもそんな場所をぜひ作りたいですね(^^)/


2016年3月9日水曜日

恩返し

今日は一人の若者が我が家に泊まっている。
なんでも名古屋から鳥取の境港まで原付で移動しようとしているらしい。
本当はもっと走っているはずなのだが、今朝からの寒さで、低体温になってしまい、今津のガソリンスタンドでヘルプ。そのスタンドで働いている友人から連絡があり、彼を一晩泊めてあげることになった。
聞けば、専門学校に通っていたが、卒業まであと一年ということろでお金が無くなり、1年間休学して仕事をして学費を貯めて、この春から復学するのだそうだ。1年間仕事をした名古屋から、学校のある福岡まで移動する途中なのである。なかなかの苦学生だ。
境港まで320キロ。金曜日の朝までにつけば、境港から福岡まで移動するトラックに原付ごと乗せてもらえるらしい。
それにしてもこの寒い時に320キロを走るのは、かなり危険だ。途中にはきつい峠がいくつも控えている。僕も大学生のときに原付で京都~米子を1往復したが、暖かい季節だったにも関わらず相当に苦しかったのをよく覚えている。
親父が米子に住んでいるので「彼に何かアクシデントが起こったら電話かけるように言っても良いか?」と親父にお願いしたら、すぐに「もちろん!遠慮なく電話するように言ってくれ。夕食一緒に食べてもいいな」と即答。さすが俺のオヤジだ(笑)
それにしても、こうやって人の世話になることは大切だと思う。迷惑をかけている、と言ってしまえば身もふたもないが、他人に親切にしてもらえた経験があるからこそ、他人に親切にできるのだと思う。僕もたくさんの人に迷惑をかけ、そして親切にしてもらってきた。今日はその人たちに少しだけ恩返しができた。

2016年3月2日水曜日

糀のお師匠さんに恩返し

この冬、縁あって糀づくりを始めました。Iターン若者の井上君と試行錯誤を繰り返し、お師匠さんに何度も糀をみて頂いて「お前さんの糀を買わしてもらうわ」と言っていただけるくらいのものはできるようになってきています。
この糀を使って椋川の特産品づくりをしていこうと考えていますが、糀づくりの技術は高島の人にも広く共有したいと思っています。糀づくりの技術自体は特別なものではなく、昔の農家ではそれぞれ行われていたものだからです。「発酵のまち高島」でも昔ながらの手づくりの糀屋さんはとても少なくなってしまいました。「発酵のまち」のすそ野を広げるためにも手づくり糀の技術を役立てたらと思っています。
幸い、お師匠さんもそういう考えに賛同してくださっています。お師匠さんの糀が広がっていって、美味しい糀の料理があちこちで生まれるとお師匠さんに恩返しになるのかなぁ、って思っています。

2016年2月4日木曜日

糀を育てながら思う事②


~情報がリアルタイムに細かくわかることによって・・・
糀の温度を測るのに最初は普通の温度計を使っていましたが、温度管理している室をいちいち開いてみなければならなかったので、デジタルの温度計を買いました。温度センサーはコードの先についているので、室を空けることなく、しかも0.1度刻みで計測してくれる優れものです。これが1000円ちょっとで買えるのですから、お手軽です。これで室の中の温度はもちろん、室の中の袋に入っている糀の温度までリアルタイムでわかるので、作業のタイミングの判断がやりやすくなります。
一見いいことずくめのようですが、これが意外にそうではないこともありました。
①いつでも温度を把握できるので、神経質になってしまう
例えば、室を空けて作業をして、作業が終わり、室を閉めます。すると外気の温度が流れ込んできているので当然しばらくは温度が下がっていきます。本当は上がらないといけないのに・・・。ちゃんと温度が上がっていくか心配になって、温度が下げ止まるまで見届けなくては気持ちが収まりません。温度計の表示をじっと見つめてしまう時間が増えてしまいました。
こちらの意図と違う温度変化までわかってしまうので、そういう情報をキャッチすると不安になってしまうのです。
②わかった気になる
糀を育てるには、温度や時間だけでなく、香りや味、色なども手入れ作業をするタイミングの判断材料になります。でも温度の変化を詳細に、しかもリアルタイムで知ることができてしまうことによって、その情報だけで糀の状態を「わかった」気になってしまいがちです。
①も②も経験を積んでいくと、デジタル温度計の数字だけで一喜一憂するようなこともなくなっていくと思います。
何しろ糀は3日でできあがるので、短時間のうちに経験を積むことができます。実際、私も少しは糀の気持ちがわかるようになってきて上に書いたようなことはなくなってきつつあります。
話は変わりますが、この話って子育ての悩みとよく似ているような気がしますよね。

2016年2月1日月曜日

糀を育てながら思う事①


糀の面倒をみていると、赤ちゃんの面倒をみているかのような気持ちになります。
糀は主に温度で状態をみるのですが、この温度の上下で「ほっ」としたり、心配になったりします。上がり過ぎると品質が悪くなるし、下がり過ぎると発酵が進まないからです。
例えば、糀造りの工程に「種切り」という作業があります。
蒸した米を35度くらいまで冷まして種糀をまくという作業です。蒸し米の温度が高すぎると糀菌が死んでしまうし、逆に低くし過ぎると米の温度を上げるのが大変で発酵がうまく進みません。
温度計で時々確認しながら、蒸し米をひろげて温度を下げていきます。そして目標の温度近くになると、種糀をまいて蒸し米と混ぜ合わせ、袋に入れて室の中に入れます。袋の中には温度計が仕込んであって、しばらく様子を見ていると、温度がさらに下がるのですが、時に想定温度よりも下がることがあります。こうなると今度は慌てて室の温度を上げたり、袋の毛布を包み直したりして糀の温度を上げようとします。
さっきまでとは真逆のことで心配して、まさに右往左往している自分に気が付いて滑稽な気持ちになります。
恐らく経験を積んでいくと、こういうことは無くなっていくのでしょうが、この慌てぶりが初めての赤ちゃんの世話をしている時と似ているなぁ、と思うのです。
おっと、夜中の1時近くですが、今から糀の温度を見に行ってきます(笑)
これだから糀造りが面白いんですよね~♪

2016年1月31日日曜日

高浜原発が再稼働で思うこと

高浜原発再稼働。
電気料金は下がるだろうけれども、本当にそれでいいの?
未だに処分先が無い「核のゴミ」を深海に埋めてしまおう、という案まで出てきた。素人目に見ても、安全性に疑問符だらけの案に頼らざる得ない原子力発電所を動かすのは、どう考えても理屈に合わない。

子どもや孫や、いや100年先の人間たちが私たちを「何てことしてくれたんだ!」ってことに成りはしないか。本当に心配だ。
そしてさらに気になるのが、世論調査では「再稼働に反対」と答える人は過半数を超えているにも関わらず、この静けさ・・・。
これが本当に気になります・・・。
「いろいろ思いはあるけど、慎ましやかに生きる」という美徳のようなものから来るのかもしれませんが、もしかすると「何か」を守って意思の表現を控えているのかもしれません。
そこで一つ、気になるページがあったので紹介します。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47501

<以下、本文より転載>
「立場っていう単語は、他の言語に翻訳できません。日本独特のもの。それが日本人をがちがちに縛り付けて”自分でないもの”にしている」
「立場を失くす、立場を守る、立場上できない……何の疑問も持たずに、私たちが普段使っている言い回しだ。しかし、「立場」とは何か、いざ考えてみると、上手く説明できないことに気づく。立場にいる“私”は“私”ではないのか?立場って、一体、なんだろう?」

2016年1月28日木曜日

糀で夢を語る

縁あって安曇川の糀屋さんから糀の作り方を教わって、今も試行錯誤中ですが、この糀造り、椋川の特産品にしたい、という思いもありますが、高島の中でもっと広めていきたいと考えています。新規就農者の冬の仕事にぴったりだからです。
もっと言えば、「高島の子どもは小学生の間に1度くらいは家の味噌を仕込んで食べてるよ」くらいに考えています。
ちょうど小学3年生で「すがたをかえる大豆」という国語の教材があるのですが、それに合わせて親子で味噌を仕込む。もちろん大豆も糀も高島の材料で。そんなふうにできたら大豆や糀の需要も増えるから、新規就農農家の冬の仕事も増えて、農業を志す若者が増えて、若者移住者が増える・・・みたいな。
もちろんそんな単純なもんではないでしょうけど、日々使う味噌を自分の手で作って食べる、という経験は素晴らしいことだし、それを当たり前にできる高島にしたいですよね!

2016年1月23日土曜日

糀のお師匠さんとツーショット!

お師匠さんに「初めてにしては上出来!ちゃんと糀ができてる」糀を褒めてもらえました!!
もちろん、良い所、イマイチの所とムラがあるのでまだまだ向上の余地がたくさんありますが、師匠さんの笑顔がホントに嬉しかった〜(^.^)

2016年1月22日金曜日

はじめての糀

「はじめてのお使い」ならぬ「糀づくり」
品質にムラはあるものの、甘い糀のにおいがふんわりとして、なんとか糀になっているようです(たぶん・・・)。
実際にやってみると、いろいろ気がつきます。
師匠(=糀屋さん)の言われていたことをしっかりできていない部分が、そのまま結果に現れていて、師匠の言われたことの根拠が失敗を通してよくわかりました。
前回の投稿では、糀屋さんの「秘伝の技」と表現しましたが、正確に言えば「工夫」なんですね。今の椋川で作っている場所と、師匠の糀室とでは、環境も設備も全く違うので同じようにやってもできません。きっと何度もやりながら改良していくことになりますが、今回1度やっただけでもいろいろ工夫点が見えてきました。めっちゃ面白いです。
明日、できた糀を師匠のところに持って行くのですが、もうドキドキですね。師匠はもちろんですが、作った糀を椋川の方たちにも早く食べてもらいたいですね。

2016年1月20日水曜日

糀づくり

毎年、味噌づくりで使う米糀を作ってくださっていた安曇川の糀屋さんがこの冬から廃業。朽木の糀屋さんにお願いしようかなぁ・・・と思っていたら、事情があってそこも・・・。
発酵のまちを標榜する高島市ですが、昔ながらの糀づくりをされているところが高齢化によって姿を消しつつあります。機械を使って製糀されているところはありますが、昔ながらの作り方にこだわりたいという思いがふつふつと沸き上がり、もう自分で作るしかない!
安曇川の糀屋さんに思いを伝えたところ、とても喜んでくださり、全面協力していただけることになりました。間一髪で廃棄を免れた糀蓋や糀を入れる袋をもらい受け、そして何より糀屋さんの秘伝(?)の技を丁寧に教えていただくことができました。
そして初めてのIターンの井上くんを中心に、椋川で糀づくりの準備を開始。今日は初めての糀を糀蓋に移す作業をしました。
いよいよ明日は出糀。どんな糀ができあがるか楽しみです!
今年中に調理場を作って、市販もできる


ようにして、地域おこしにも結び付けていきたいと思っています。