2013年11月6日水曜日

小規模学校に子どもを通わせるある親の気持ち その8

その3では「学校があるから地域が衰退する」というショッキングな書き方をしましたが、学校は地域にとってかけがえのない存在であることには間違いありません。

地域の運動会や文化祭が行われて、年に数回程度ですが、校区内の地域の多くの人が一同に会する機会を持つことができます。今津西地区では、学校行事だけでなく「ふれあいお楽しみ会」などとして、学校行事以外でも集まる機会を持っているくらいです。地域間の交流が大切であることの表れだと思います。

そして「子ども」という存在自体が持つ意味。「尊さ」と言っても良いのではないかと思います。地域に子どもがいて、学舎があり、そこで育つ、ということは「未来」を感じさせるかけがえのないものだと思います。ただこれを定量的に証明することは残念ながらできないのですが。
椋川には小学校はありませんが、今はECC学園という通信制の高校なっています。時々スクーリングで生徒たちがやってくると、授業のチャイムが鳴らされるのですが、「このチャイムの音がなんとはなしに嬉しいんや。生徒の声も一緒に聞こえたりするし、にぎやかでええの」と嬉しそうに話してくれるおばあちゃんがいます。チャイムの音にいろいろな思い出も重ね合わせているのだろうな、と感じています。

ただ、気になることもあります。
地域出身の子どもがいなくなると、学校への熱が少し冷めてしまう、という事があるように感じます。もちろんそれとは関係なく、熱心に学校のお手伝いを続けてくださる方もおられますが、総じて「冷める」傾向は否定できないと思います。というか、直接的に関わる地元の人がいなくなるわけですから、当然と言えば当然なのですが。

逆に考えれば、直接的に関わる人がいないにもかかわらず、学校へ関わり続ける地域の人たちが多いという事実から地域にとっての学校のかけがえのなさを感じ取ることができるともいえます。

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この「小規模~」シリーズは、学校の統廃合の是非を訴えるものではありません。

小規模学校では何が起こっているのか、
小規模学校を抱える地域では何が起こっているか、
そこで学校に子どもを通わせている親の気持ち、
そして可能な限り子どもの気持ち、
などなど、をみなさんに知って頂きたいのです。

小規模学校の問題は、じっくり呼んで頂ければ小規模学校だけのことではない、という事がわかっていただけるのかなぁ・・・と思っています。

まだまだ続きますので、おつきあい頂ければ幸いです。

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