2013年11月6日水曜日

小規模学校に子どもを通わせるある親の気持ち その3

「学校があるから地域が衰退する」
???どういうこと???逆じゃないの???
と、100人中99人以上の人は思うはずです。私もその一人でした。
でも、この言葉、あながち嘘ではないのです。
というよりはむしろ、日本中の小規模学校の周りの地域で起こっている、と想像できます。でも、そのことを都会に住む人は想像だにできないし、また地域の人もあまり語ろうとしません。

「学校があるから地域が衰退する」
この理屈は簡単いうと以下のようになります。

①小規模学校がある

②子どもをそんな学校に通わせたくない

③でも、学区制があるから他の学校に通わすことは不可能(近くに私立学校があれば別)

④小規模でない学校の校区へ引っ越す

⑤子育て世代が地域からいなくなる

⑥ますます学校が小規模になる

②へもどる・・・・

なるほど、その通りなのです。ものすごいスパイラルですよね。

ちなみに私が椋川へ来てからでも2家族が、上の図式にしたがって駅に近い学校の校区へ出て行っています。

地域から人口が流出した理由は「産業構造が変わって仕事が無くなったから」だけではなかったのです。もちろん、これは大きなインパクトだったのは間違いないのですが、とどめを刺したのが上に書いたスパイラルなのです。

(その4につづく)

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