2012年4月10日火曜日

がれきの広域処理を考える①

どこのがれきは「安全」なのか?

以下のページから岩手県の廃棄物焼却施設での焼却灰の放射性物質濃度の測定結果を見ることができる。
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?nd=4406&of=1&ik=1&pnp=4406&cd=34614 

表を見てみると、ほぼ全ての焼却施設で放射性物質が計測されている。
特に奥州市や一関市では10000ベクレル越えの線量になっている。
「この地域の汚染が顕著」という考え方もできるが、地理的に考えると釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼などの沿岸部にあった瓦礫も奥州市、一宮市で焼却処理をしていると考えられるので、沿岸部のがれき由来の放射性物質も少なからず線量を押し上げる原因の一つになっていると考えられる。(どのような廃棄物やがれきを持ち込んで処分したのか、というデータがあればより客観性のあるデータのなるのだが、、、どこかにないのかな?)

釜石・宮古・大船渡の各施設でも放射性物質は計測しているわけで、津波によるがれきであっても、その上に放射性物質がうっすらと降り積もっていることは疑いようのない事実と言える。
つまり「福島のがれき=汚染、福島以外の地域のがれき=安全」という方程式は全く成り立たない。

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