2011年12月31日土曜日

1年を振り返って

クリスマス寒波も70cmくらいの積雪で収まり、ほっとしています。
天気予報を見ても今年の年末年始は、穏やかに過ごせそうです。

山で仕事をしているときには、大雪になると、クリスマスであろうが、正月であろうが、夜であろうがお構いなしに電話がかかってきて出動。
かんじきを履いても腰まで埋まる新雪の中をかき分け、チェンソーやワイヤーを担いで何十分も急斜面を登って、雪で送電線に倒れかかった木を伐採したものです。椋川で山仕事をするまでは、そんな苦労があるなんて露ほども知りませんでした。でも、こういう話しは電気に限らず、あらゆる所であるんですよね。。。

椋川のような田舎でくらしていると、そういう見えないところがよく見えてきます。というか目の前でそういうことが起こるのでわかりやすい。一粒のお米が収穫されるまでの苦労とか、茅葺きの家の保守にどんなに労力がかかっているかとか。集落の人同士の人間関係なんかも、家同士の歴史を紐解いていくと、謎がわかったりして・・・。

「絆」であったり「感謝」であったり、そういう言葉がキーワードの1年になりましたが、そもそもそういう人同士の「関係」を解体し続けて「便利さ」を追求してきた日本社会。震災や津波がなくとも、超便利社会を追求してきた日本社会のほころびは、あちこちで吹き出していたはずなのに。震災という「国難」に乗じての「絆」の大合唱には、やや嫌悪感を感じてしまいました。

でも、なにはともあれ、家族・地域を含めた人どうしの「関係」を見つめ直す事は、本当に大切だと思います。そしてもっと言えば、現在の人同士の関係だけでなく、「数々の苦労や経験から知恵を編み出してきた人たち(=過去)」と「これから生まれてくる子どもたち(=未来)」との時間を超えた人との関係も、もっと意識していきたいと思っています。

わが家の場合、「子どものため!」と思いながらいろいろな親子体験活動を企画してきて好評続きだったのですが、肝心の我が子たちの気持ちに沿えてなかった・・・ということがわかってきました。他の家の親子の世話ばかりで我が子は放ってしまっていたんですよね(勿論、気にかけていたつもりなんですが・・・)。結局の所、子どもは「自分の親と遊びたい!」んですよね。
だから来年は、我が子と存分に遊びながらできる「親子体験活動」なるものをつくっていこうと思っています。

長々と、いろいろ書きましたが、今年一年おつきあいしてくださったみなさん、ありがとうございました。

みなさん良いお正月をお過ごしくださいませ。

「おっきん!椋川」2011の写真

遅くなりましたが、おっきん!椋川の写真が大量に届いたのでアップします。
表示されていなくても、写真をクリックすれば表示されるようです。
今年もやりました、子牛の体重当て!

草木染めのワークショップもありました


椋川を彩るモミジの枝から染液をつくりました



今年は柿がたくさんなりました

椋川名物・鯖のなれ鮨

ECC学園高校の生徒がつくった案山子

案山子の胸には「むくがわことば」のクイズが


椋川で採れたミョウガをhanareの方がピクルスに

ふみんちゅさんのメッセー字






ホンモロコの天ぷら



美しい手仕事品です

滋賀県立大学環境科学部の展示


MKG48の生ライブ!
冬眠中のところを起こしたので、やや不機嫌??


フェイスブックに対抗して「フェイスマップ・椋川」

どんな人が待っているか一目瞭然!


おなじみ、ドラム缶ピザ



今年は馬が2頭やってきて、ヤギたちと一緒にお出迎え


蔵の鍵開け体験


○塚さん、助っ人ありがとうございました!!



やっぱり椋川の移動はチャリでしょう!


餅つきもしました


2011年12月28日水曜日

正月準備

 村の役員の人が集まってお宮さんの正月飾りをしました。
しめ縄は、19日にサロンで集まって作っておいたものです。

門松の台は、オイル缶にコモを巻き付けてつくっています。

松竹梅を立てて、砂を入れて倒れないようにします。
さらに南天と若松を挿してできあがり。

こうしてつくった門松ですが、最近はシカがかじってしまうこともあります。

みなさん、良いお正月をお迎えください。。。

放射線の影響について、私たちはまだ知らないことばかりです

本日28日午後10時55分からのNHK番組で
「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」が放送されます。




以下、番組ホームページより

“生涯100ミリシーベルトとされる被ばくの基準で、本当に健康への影響はないのか?”
福島をはじめ、全国の人々が現実に直面している放射能の脅威。
国は「直ちに体への影響はない」と繰り返すばかりだ。
その拠り所としているのが、ICRP(=国際放射線防護委員会)の勧告。
広島・長崎の被爆者の調査データをベースに作られ、事実上の国際的な安全基準となっている。
しかし関係者に取材を進めると、1980年代後半、ICRPが「政治的な判断」で、被ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた事実が浮かびあがってきた。(以下略)

2011年12月26日月曜日

子どもたち、さらにその子どもたちのために、いま議論したい事

すでにご存じの方もおられると思いますが、1000万人目標の脱原発署名のご協力をお願いします。年末年始でご家族・友人・知人などお集まりの時に、お願いするのもよいと思います。
署名をするしないにかかわらず、いろいろな場所で原発のことを話題にするのはとても大切だと思います。私たちはもちろん、自分の子ども、さらにその子どもたちが直接関わる問題なのですから。
参考↓
sayonara-nukes.org

2011年12月24日土曜日

クリスマス寒波・来襲!

クリスマス寒波の来襲。
23日朝から24日未明現在で、約30cmほど積もりました。
まだまだ降り続いています。

2011年12月21日水曜日

しめ縄・こもづくり

正月に神社を飾るしめ縄と、神社の宮仕えが使う「コモ」づくりがECC学園の校舎で行われました。
数年前までは、ライスセンターなどで作っていましたが、寒さが厳しい、ということで、最近はECC学園の校舎で作業をするようになりました。



写真にはありませんが、お昼ご飯は、おっきん椋川で椋川外から出店された方が、料理をつくってくださり、椋川の方に振る舞われました。おっきん!当日はどうしても忙しい村の人が、余所から来た人がどんな物を作って出しているのかを知る良い機会になりました。

2011年12月13日火曜日

風と土の交藝

12月2日~4日にかけて「風と土の交藝in琵琶湖高島」が開催され、
交流館も1展示会場となり、京都から作家さんが来られて、展示をされました。

毛皮のように見えますが、実はフェルトです。 

交流館の2回の薄暗い所に展示されていたので、最初は少し不気味な感じがしましたが
だんだん、かわいく見えてきました。
頭の先っちょが三角にとがっているので、
かぶって村の中を歩いている想像をするととても楽しそうです。