2012年9月30日日曜日

台風前にトチの実拾い

メールで心配メールをいただきました。ありがとうございます。
椋川ではかなり雨も降りましたが、幸い被害は無さそうです。

さて台風を前に、わが家の庭先にあるトチノキの実を拾いました。
トチの実は彼岸を過ぎると落ちてきますが、我が家のトチノキは川のそばにあって、
台風の大雨で川が増水してしまうと川に落ちたトチの実が流されてしまうからです。



トチの実は栗と違ってイガならぬ皮(?)ごと落ちてきます。
栗はイガは木に残って実だけ落ちてきますよね。



皮をむくとこんな感じ。。。



いつもお世話になっている長五郎さんが、トチ餅つくるから分けてくれや・・と来られました。
もちろん、どうぞどうぞ・・・・


下に川が流れているので、川にも入ってトチの実を拾います。


トチ餅といえばこの辺りでは朽木が有名ですが、最近朽木の山で「トチノキが実をつけない木が増えてきた」とある研究者に聞きました。
原因はミツバチの減少なのだそうです。たしかに近年ミツバチが減って農作物の受粉が難しくなっている、とは聞いていましたが、トチノキにも影響があったのです。でもトチノキの受粉に関わるミツバチの減少は、なんと「シカ」??!!シカが山の下草を食べ尽くすので花をつける野草が軒並み減ってしまい、それでミツバチも減っているのだそうです。

シカが増える→山の下草が無くなる→ミツバチが減る→トチノキが実をつけない→トチ餅に入れるトチを自給できない
という図式がどうやらできつつあるようです。。。
こんなところにまでシカの影響が出るとは。改めて驚きました。


0 件のコメント:

コメントを投稿