滋賀県立大学環境科学部の野間研究室が行っている、田んぼの生きもの調査。1年間の調査をまとめた発表会が行われました。
調査は農法(慣行栽培、減農薬栽培、無農薬栽培、無農薬冬季湛水栽培)の違いによって、水生昆虫や魚類(ドジョウ)の種数や個体数がどのように違うかを調べています。
調査結果からは、慣行田や減農薬田(環境こだわり)では、無農薬田と比べて、生きものの種類や数が圧倒的に少ないことがわかっています。これは農薬と中干し、とくに初期の農薬の影響が大きいと考えられます。また農薬の影響(感受性)は、生きものの種類によって、かなり違っているようでした。
冬期湛水田(たかしま生きもの田んぼ)では、初期から一貫して生きものの種類や数がとても多かったのですが、ドジョウやアカトンボの仲間などは、冬期に湛水していない無農薬田と比べて、冬期湛水田で、少ないこともわかりました。
また、椋川全体の生物相もだいぶわかってきました。
平野部と比べて、カエルやイモリ、ゲンゴロウ類など、田んぼの生きものの種類はかなり多いこともわかってきました。
発表会の後は、学生さんも囲んでの懇親会となり、田んぼ生きものの話やお米についての話で大いに盛り上がりました。
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