あれこれ椋川
人と自然のちょうどいい関係が息づいている椋川の里。 椋川の里の日常を紹介します。
2010年3月10日水曜日
田んぼの生きもの発表会
滋賀県立大学環境科学部の野間研究室が行っている、田んぼの生きもの調査。
1年間の調査をまとめた発表会が行われました。
調査は農法(慣行栽培、減農薬栽培、無農薬栽培、無農薬冬季湛水栽培)の違いによって、水生昆虫や魚類(ドジョウ)の種数や個体数がどのように違うかを調べています。
調査結果からは、慣行田や減農薬田(環境こだわり)では、
無農薬田と比べて、生きものの種類や数が圧倒的に少ないことがわかっています。これは農薬と中干し、
とくに初期の農薬の影響が大きいと考えられます。また農薬の影響(感受性)は、生きものの種類によって、かなり違っているようでした
。
冬期湛水田(たかしま生きもの田んぼ)では、初期から一貫して生きものの種類や数がとても多かったのですが、ドジョウやアカトンボの仲間などは、
冬期に湛水していない無農薬田と比べて、冬期湛水田で、少ないこともわかりました。
また、椋川全体の生物相もだいぶわかってきました。
平野部と比べて、カエルやイモリ、ゲンゴロウ類など、
田んぼの生きものの種類はかなり多いこともわかってきました。
発表会の後は、学生さんも囲んでの懇親会となり、田んぼ生きものの話やお米についての話で大いに盛り上がりました。
2010年3月3日水曜日
晦-つごもり-
わが家に神社の清掃当番札がやってきた。だいたい1年に1回くらい回ってくる。
地区内にある二つの神社の清掃をする当番が来たことを知らせてくれる。毎月2軒ずつが当番になるが、椋川では現在26軒で回している。
神社の掃除は月末(晦・つごもり)の日の午前中と決まっている。月末に宮当番の人が宮仕えをするのだ。昔は神社に1晩泊まって神事をしたのだが、現在は簡素化されている。それでも晦の日には宮総代とその年の宮当番が寄って、神事を執り行っている。
この清掃当番は晦の儀式の前の大切な清掃作業なのだ。
例年、冬季に回ってくる清掃当番は雪のため「除雪」が当番の仕事になるはずなのだが、今年は全く雪がないので、落ち葉かきをした。
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