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2012年12月12日水曜日

選択の時を控えて・・・・

脱原発の立場の人が、代替エネルギーについて説明をしないという批判は確かに一理あるかもしれません。
しかし一方で、原発推進の側が使用済み核燃料の処理方法や老朽原発の廃炉についての具体的な説明や対策をこれまで先延ばしにしていたことは、それ以上に罪深く、反省すべきです(おまけに福島では放射性物質をまき散らしてしまっているにもかかわらずです)。
これについて具体的な説明や見通しがない以上、原発の運転を続けることは、どんな理屈をつけたとしてもそれは開き直りではないでしょうか。

***********

それにしても原発を利用したことで、私たちは重い責任を背負ってしまいました。
電力会社や政府はもちろんですが、私も、私の子どもですら背負わされています。逃げることなどできないと思っています。
だから無責任な決断などできない。
「いつかなんとかなる」なんて楽観的に考えることはできない。
自分の年金の話しなら、それ相応の暮らしをすればいいんだろう。
じゃあ、核廃棄物とともにある暮らしは??
一体どんな暮らしをすればいいんだ?

2012年4月10日火曜日

がれきの広域処理を考える④

失ってから気づくことの多さに 私たちは途方に暮れています。


福島の母親の心の叫びです。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=262649


読んでみてください。

がれきの広域処理を考える③

少々の危険は仕方ない。現地は困っているのだから受け入れるべきだ・・・という人情論。

なんとなくこの気持ち共感できます。
困っている人は助けたいし。放射性物質だって、豊かな電化生活と引き替えに利用していたのは他でもない「私たちみんな」なのだから。いくら「東京電力」が作ったとはいえ「東京電力」のお客様は一般市民であるし、私が電気を買っている「関西電力」もたくさんの放射性物質を生み出しながら電気を作って、それを私たちは買って生活していた。もちろん原発反対の声を上げた人もいたわけだけれど、なし崩し的かもしれないがそれを受けいれて電気を使って暮らしていたわけです。少々の危険は覚悟して、がれきをシェアしよう!!!

でも、です。

確かに私たち大人は、少々の危険を受け入れるのは不可避かもしれません。NOと言う資格すら持たないかもしれない。けれども子どもたちは?これから生まれてくる子どもたちは?
子どもたちも「少々の危険」を受け入れなければならないのでしょうか?
子どもたちの笑顔のために、しあわせに暮らせるために大人は日々努力して、働き、活動しているはずなのに、今回だけはそのことを主張するのはダメなのでしょうか?
これから生まれてくる子どもたちに、放射性物質のリスクを「広く負わせる」ことが、ヒューマニズムなんでしょうか?
ましてや子どもたちは放射性物質の感受性が大人よりもかなり高いことがわかっているのに・・・・。結局、大人たちのツケを払うのは子どもたちなのに・・・。

何兆円もの予算を使い、あれだけの多重防護を施した施設も、「想定外」の自然のきまぐれにもろくも破綻したのを私たちは経験してしまいました。
今回の広域がれき処理で、放射性物質が絶対に外に漏れない、拡散しない、人的な被害にならないと言えるのでしょうか?今回は自然よりも気まぐれな人間がしようとすることです。「万が一」が起こったときに子どもたちに何と言えばいいのでしょうか?

納得できる言葉を教えてもらえたら、がれきを受け入れても良いかな・・・・

がれきの広域処理を考える②

放射性物質や危険物を分別できるのか?

自分が山の仕事をしている頃の話しです。
台風などで大雨が降ると大水が出て水力発電所の取水口が、枯れ葉や枝、ゴミなどで詰まってしまうので、それを除去する仕事に駆り出されて出動することがありました。
台風が去り、水も引くと残るのは取り除いた大量の枯れ葉、枝、ゴミ、空き缶などなど。
この場合、全てが「産業廃棄物」となるので川に戻したりしてはいけません。全量回収です。そこで分別となります。枯れ葉や枝などが99%を占め、1%くらいがプラスチックや空き缶などです。
枯れ葉などの有機物は、堆肥を作る業者に引き取ってもらうのですが、そこにプラスチックや空き缶などがあると、破砕機の故障や、堆肥に不純物が入るなどの原因になるので、かなりしっかりと分別をします。
ボクもエコロジー派なので、他の人よりもかなり熱心に分別をしました。

でも。。。人間は悲しいかな疲れてきます。
だいたい2トンダンプ2杯分くらいの「産業廃棄物」を5,6人の大人が1日かけて分別して、運搬するのですが、最後の方はかなりイヤになります。たった1%(にも満たない)ものを分別するだけで、です。
今回、広域処理するがれきは、放射性物質の測定はもちろん、アスベストや薬品類の危険物は分別したのちに運搬することになっていますが、果たしてそんなことができるのか、、、、
「細野さん、分別作業を3日くらいやってみてから言ってちょうだい」と言いたいです。
まして放射性物質は見えません。しかもホットスポット的に存在するので、それこそ万全を期そうと思えば、全頭検査ならぬ全量検査をしないと、分別の網を意とも簡単にくぐり抜けると考えらるのですが・・・。

それともボクに根気が無いだけですかね・・・・。それなら、それでいいのですが。

がれきの広域処理を考える①

どこのがれきは「安全」なのか?

以下のページから岩手県の廃棄物焼却施設での焼却灰の放射性物質濃度の測定結果を見ることができる。
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?nd=4406&of=1&ik=1&pnp=4406&cd=34614 

表を見てみると、ほぼ全ての焼却施設で放射性物質が計測されている。
特に奥州市や一関市では10000ベクレル越えの線量になっている。
「この地域の汚染が顕著」という考え方もできるが、地理的に考えると釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼などの沿岸部にあった瓦礫も奥州市、一宮市で焼却処理をしていると考えられるので、沿岸部のがれき由来の放射性物質も少なからず線量を押し上げる原因の一つになっていると考えられる。(どのような廃棄物やがれきを持ち込んで処分したのか、というデータがあればより客観性のあるデータのなるのだが、、、どこかにないのかな?)

釜石・宮古・大船渡の各施設でも放射性物質は計測しているわけで、津波によるがれきであっても、その上に放射性物質がうっすらと降り積もっていることは疑いようのない事実と言える。
つまり「福島のがれき=汚染、福島以外の地域のがれき=安全」という方程式は全く成り立たない。

2012年3月28日水曜日

高島市が震災がれき受け入れ表明

「絆」のかけ声のもとに低レベル放射性物質の人為的な拡散が進められていますが、ついに私の住む椋川も他人事では無くなってきました。
震災がれきのこと、もっと知らなくてはならないと思います。

2012年1月20日金曜日

思わぬところに福島原発の影響が・・・

交流館整備の時に茅をお世話になって小浜市中名田地区の人とお話しする機会がありました。
最近、東北地方から茅の引き合いがあるのだそうです。
東北と言えば、茅の産地。にもかかわらず、そこから茅の注文が舞い込む。何故かというと・・・・
福島原発による放射能で茅場が汚染されて、茅を出荷できないのです。
うーーん、こんなところにも影響が出るのか、、、と絶句してしまいました。

汚染された茅は処理にも大変困っているようです。
普通、秋から冬にかけて茅場を焼いて、春の芽吹きを揃え、茅葺きに適した茅が育つように茅場を仕立てるのですが、燃やすことができないのです。燃やすと茅に取り込まれた放射性物質が再び灰となって舞い上がり、広範囲に移動するのです。だから刈り取った茅を出荷できないのはもちろん、燃やすこともできないのだそうです。かといって茅場を放置すれば、どんどん他の植物がはびこって、茅場として使えなくなってしまいます。

つい先日もNHKスペシャルで、海や河川、特に湖沼での放射能汚染が長期間にわたって影響が残ることを伝えていました。放射性セシウムの半減期は約30年。その間に、セシウムは自然環境のなかを食物連鎖や物質循環の輪に乗って、ぐるぐる巡っていくんですよね。
放射能で汚染された採石でつくったセメントが問題になっていますが、そのうち「放射能で汚染された茅を使って葺いた茅葺き民家が見つかる!」なんてニュースが流れてもおかしくないんですね・・・。
自分は関西に住んでいるので、放射能の問題を遠くに感じてしまいますが、福島由来の放射性物質は何かに身を隠して既に身近にあるんでしょうね。あまり神経質にはなりたくありませんが、本当に大変なことになってしまったんだ、と改めて思いました。

写真は「おっきん椋川交流館」

2011年12月28日水曜日

放射線の影響について、私たちはまだ知らないことばかりです

本日28日午後10時55分からのNHK番組で
「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」が放送されます。




以下、番組ホームページより

“生涯100ミリシーベルトとされる被ばくの基準で、本当に健康への影響はないのか?”
福島をはじめ、全国の人々が現実に直面している放射能の脅威。
国は「直ちに体への影響はない」と繰り返すばかりだ。
その拠り所としているのが、ICRP(=国際放射線防護委員会)の勧告。
広島・長崎の被爆者の調査データをベースに作られ、事実上の国際的な安全基準となっている。
しかし関係者に取材を進めると、1980年代後半、ICRPが「政治的な判断」で、被ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた事実が浮かびあがってきた。(以下略)

2011年12月26日月曜日

子どもたち、さらにその子どもたちのために、いま議論したい事

すでにご存じの方もおられると思いますが、1000万人目標の脱原発署名のご協力をお願いします。年末年始でご家族・友人・知人などお集まりの時に、お願いするのもよいと思います。
署名をするしないにかかわらず、いろいろな場所で原発のことを話題にするのはとても大切だと思います。私たちはもちろん、自分の子ども、さらにその子どもたちが直接関わる問題なのですから。
参考↓
sayonara-nukes.org

2011年11月25日金曜日

11月27日「未来への私の一歩」@高島

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

「未来への私の一歩」  ~3.11後の新しい選択と生き方~
原発のことを知り行動する  交流会 in 高島

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

アイリーン・美緒子・スミスさん 講演と 参加者交流会
ゲスト 松下照幸さん(元美浜町会議員)

主催:自然育児サークル風ねっこ&高島市民有志
協力:暮らしを考える会

◆      ◆      ◆      ◆      ◆      ◆

311を経て私達の住む世界は大きく変わりました。
原発の安全神話は崩れ、放射能汚染は拡がり続けています。
しかしそれでもなお、日本は原発を推進し続けるのでしょうか?
福島で起きていることは、けして他人事ではないのです。
放射能の影響を最も受けやすい幼い子供たちの命が危ぶまれています。
(内部被ばくの影響は外部被ばくの600倍ともいわれています)

子供を守りたいと願うお母さん、お父さん、給食は大丈夫?と不安はありませんか。
本当のことを知りたいと願う皆さん、世の中を変えたいと願っている皆さん、
私達の日常に密接に関わる電気のこと、原発のこと、放射能のこと、
そしてこの時代をいかなる心で生きてゆけばいいのか...
共に学び、語らい、想う一日をすごし、あなたの一歩をみつけてください。


■日時: 2011年11月27日(日)10:30~17:00

■場所: 高島市安曇川公民館 2F 和室&視聴覚室
(JR湖西線「安曇川」(あどがわ)駅徒歩10分/駐車場有)

■午前の部
 10:30~12:00 アイリーン・スミスさん講演と質疑応答

 午後の部
 13:30~14:00 松下照幸さんのお話
 14:00~16:30 交流会(参加者の関心に応じたテーマ別)
           ・若狭の原発を止めるため私達は何をすべきか
           ・内部被ばくから子供を守るために(給食問題など) など
            意見交換、各地での取り組み報告など
 16:30~17:00 祈りを込めて ギター演奏など

■参加費: 午前の部 500円 午後の部 無料

■昼食: 持ち込みOKです
      ☆出店あります☆
        オーガニックキッチンはるや(軽食、スイーツ)
        美食倶楽部(お弁当 500円)※要予約

■お申し込み・お問い合わせ(当日参加もOKです!)
 Email   nonuke.takashima@gmail.com
 お名前とご連絡先をお知らせ下さい
 ※お弁当をご希望の方は11/24までにご予約ください


◆アイリーン・美緒子・スミスさん
「人をつないで脱原発と温暖化防止」を目指す市民団体『グリーンアクション』代表
 http://www.greenaction-japan.org/modules/jptop1/
「原子力は問題だという事をどんどん広めてゆきましょう。
 たくさんの人がつながって大きな「和」となり、
 国のエネルギー政策が改められてゆくのです」
  (グリーンアクション リーフレットより)

◆松下照幸さん
 元美浜町会議員。2004年美浜原発事故原因究明に活躍。
 「若狭連帯ネットワーク」 「森と暮らす どんぐり倶楽部」代表。
 http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~donguri-club/
 自然エネルギー研究家。

2011年6月2日木曜日

「さよなら原発 高島パレード 6.11」行こうぜ!

「さよなら原発 高島パレード 6.11」 

震災からちょうど3ヶ月にあたる6月11日に、全国で100万人の参加を目指した「脱原発100万人アクション」が行われます
原発銀座と言われる福井から20-30km圏内の高島に暮らす私たち
お隣、敦賀に「今、最も危険な原発」と言われる「もんじゅ」もあり、
今回の福島での惨事はとても他人事には思えず、政府の対応にも不安や怒りを覚えます。
「さよなら原発」に向けて、それぞれの想いを込めて一緒に歩きませんか?
みんなで、自然豊かな高島の大地、琵琶湖の水を守りましょう!

【日時・場所】 2011年6月11日(土) 雨天決行
 14:00 近江今津駅前(琵琶湖側) 集合 
 14:30 パレード出発  15:30 解散予定
【コース】 JR近江今津駅→ 名小路商店街→Aコープ前→辻川通り→
 ヴォーリズ資料館左折→平和堂前の大通り→平和堂裏の浜辺(解散)
                            (解散後、浜辺でうだうだ) 
※プラカードなどご持参ください(なくてもOK) 楽器、鳴り物 歓迎!

【主催】 さよなら原発、高島の会 http://nonuke-takashima.blogspot.com/
      (ツイッターアカウント http://twitter.com/nonuke_takasima) 
【連絡先】 nonuke.takashima@gmail.com

2011年4月23日土曜日

天災は止められへん、けど、原発は止められる

関西のおばちゃん2人のトークで原発の事がよくわかる小冊子です。

今回の事故のことだけでなく、原子力発電の全般的な問題や危険について、詳しく書かれています。
「原発の発電コストが火力や水力発電より低くなる」カラクリや、原子力発電所が普通に、事故無く運転していても「大量の被爆者をつくってしまう」実態(ウラン採掘現場での被曝)など、読みやすく書かれています。

著作権は「どんどんコピーして」ということなので、勝手にダウンロードして、どんどんコピーしてもらって構わないようです。

2011年4月9日土曜日

全国放射能濃度一覧

以下のサイトでは、日々発表される、各地の放射線量、上水道、福島原発周辺の海水などの放射線量、さらには福島原発の燃料棒露出度、原子炉内の圧力などをグラフ化して、過去の値との比較がわかりやすくしています。ドイツやノルウェー、さらには日本の気象庁の放射能拡散予測図まで見ることができます。

http://atmc.jp/



2011年4月3日日曜日

友人の友人のサイトです

今までも、このサイトでたびたび転載してきたメールを発信してくださった守田さんのブログです。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011

たくさんの情報を集め、原子力を推進する側の主張も拒絶するのではなく、受け取りながらもいろいろな情報と掛け合わせて情報発信を心がけておられます。
原発のことだけでなく、避難所で必要とされている物資や適切な配送方法など、幅広く載せています。

貴重な情報源となると思いますので、福島原発はまだまだ長期戦になります。放出が収まったとしても、事態が終息(安全に長期間にわたって管理下に置ける状態)になるのは、それこそ年単位の時間がかかるのは、政府側ですらも認めているところです。
もっとも、「安全に長期間にわたって管理下に置ける状態」というのが、どういう状態なのか、「長期間」とは10年なのか100年なのか100000年なのかは大いに議論されるべきなので、「終息するという状況」は私たちの世代では確認できないかも知れません。
あのチェルノブイリも封印した石棺の崩壊が問題となっているのですから・・・・・

緊急講演会「福島原発事故でいま何がー現地を訪れ た矢ヶ崎先生の報告」

講演会の模様が、ustreamで視聴することができます。
(4月2日夕方に放映されたものです)
緊急講演会「福島原発事故でいま何がー現地を訪れた矢ヶ崎先生の報告」
(矢ヶ崎先生は原爆症認定集団訴訟で内部被曝について証言)

チャンネル  http://t.co/MnbPy2A
チラシ  http://t.co/rdaqWTO

  藤村寛、NO DU ヒロシマ・プロジェクト

2011年3月28日月曜日

もはや「感謝する」という言葉を使えません。。

2号機の放射線が1000ミリシーベルト/時を越える↓
という記事がありましたが、これは本当に大変なことです。
なんとしても放射性物質の封じ込めはしなくてはいけないのだけれど、1000ミリシーベルト/時を越える場所となると、その作業現場に着く頃には、この現場で作業する人の年間許容被爆線量を越えてしまうようなことになるわけで、事実上人間が作業をできるレベルではない、ということです。

現場で作業をされている人に感謝して・・・とは言うものの、このレベル場所での作業は「死んでこい」と言っているのに等しいことになります。とても「感謝して」なんて言葉は出せません。
もはや感謝して、作業の成功を祈る、という次元の話では無いような気がするのですが。

乱暴な意見なのは百も承知で書きますが、もしかすると原発の周囲半径○○キロメートルの復興はあきらめるべきなのかもしれません。
もちろん故郷を奪われる人が、たくさん出ることになるのですが、封じ込め作業によって奪われてしまう命が出ることが現実的になっている福島原発で、「英雄的な殉職者」が一人でも出るのは絶対に拒否したいと私は思います。

作業員が命の危険をさらさずに放射性物質を閉じこめる方法はないのでしょうか・・・・
作業員の命をさらしてまで、私たちは豊かな生活を享受しなきゃならないのでしょうか・・・・

プルトニウムの分析してなかったの??

プルトニウムの分析を始めた、という記事↓

え?まだしてないの?という驚きと、ホントに今までしてないの?という疑念が湧いてしまう。

原子炉の格納容器の圧力を下げるために弁を開いて内部の空気を放出した時点から、その可能性はあったのに・・素人のボクですら考えることを、専門家は想定していなかったはずは無いと思うのだが・・・

プルトニウム239の半減期は2万4000年とヨウ素やセシウムと比べて桁違いに長いので、一度吸い込んでしまうと、一生プルトニウムとつき合うことになってしまう。

3号機ではプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料というものを使っているので、プルトニウムが広範囲に飛散していないか心配です。分析の結果は注視すべきです。
それにしても、放射線の分析っていっぺんにできないんですね。困ったもんだ・・・・・

2011年3月24日木曜日

放射能漏れに対する個人対策の指針

スウェーデン在住の研究者の方がつくられた個人対策の指針を転送します。目安のひとつとして。
この指針に従って、15日以来の文科省の定点計測データをみると、福島第一から北西20~40km あたりにいる妊婦さんは安全を確保するためには緊急脱出か脱出の準備を始めたほうがいい、ということになります。文科省データでは15日に北西20km地 点で300μSv/h、北西30km地点では16日以来ずっと100μSv/h以上を計測していますから。
***
放射線についての調査結果等
都道府県別環境放射能水準調査結果を文部科学省でとりまとめ、随時掲載しています。
アクセスの集中を防ぐため、文部科学省ホームページほか、下記にも情報を掲載しておりますので、ご覧ください。
http://eq.yahoo.co.jp/
http://eq.sakura.ne.jp/
http://eq.wide.ad.jp/
***
以下転載
**************************
放射能漏れに対する個人対策

=== 転載自由(source code をそのままコピーして下さい) ===

放射能に関して、 放射線医学総合研究所(事故対策本部に加わった組織)を
始めとして、多くのメディアや研究者が 『現在の放射能の値は安全なレベルである』
という談話を発表していますが、残念ながら、どの組織も 『どこまで放射線レベルが
上がったら行動を起こすべきか(赤信号と黄信号)』を発表していません。
これでは近隣地域の人々の不安を払拭する事は出来ないと思います。行動を
必要とする危険値や警戒値を語らずに『安全です』と言ってそれは情報とは全く言えないからです。これは我々が取り扱っている宇宙飛翔体での管理についても
言える事です(その為に宇宙天気予報があります)。

そこで、少々荒っぽいですが、行動指針を概算してみました。科学的に厳密な
予測は気象シミュレーションや拡散条件など多分野に渡る計算を必要として、
短い時間にはとても出来ないので、多少の間違いもあるかも知れませんが、
緊急時ですので概算をここに公表します(3月21日現在)。

先ず第一に、刻々と変化する放射能に対してどう判断するかです。色々な
研究所が上限値を出していますが、これが総量である事が問題です。というのも
測定値は1時間当たりの値だからです。とりあえず、総量100ミリSv
(Svはシーベルト)という数字で考えてみます。この数字は原子力関係者が
緊急時に受けて良いとされる政府基準・東電基準で(平時50ミリSvの倍、
ちなみに国際基準は500ミリSvなので政府は今回に限り250ミリSvに引き上げた)、
更に妊婦を除く大人が受けても概ね大丈夫と科学的に示されている値
でもあります( R.L. Brent の2009年のレビュー論文を参照)
居住地付近での悪化に気がついてから脱出まで半日かかるとして、かつ
状況が刻々と悪くなる事を考慮すれば、危険値は100時間で割るのが
妥当ですから、
(1) 居住地近くで1000マイクロSv/時(=1ミリSv/時)に達したら、
緊急脱出しなければならない = 赤信号。
という事になります。しかしながら、この値になって行動すると云う事はパニックを
意味します。現在の値の変動幅を見るに、一桁の余裕を見れば数日の余裕が
あると考えられます。逆に言えば、1割以下の量を超えた段階で行動を
開始するのが妥当で、

(2) 居住地近くで100マイクロSv/時(=0.1ミリSv/時)に達したら、
脱出の準備を始めた方が良い = 黄信号。 という事になります。

第2に、妊婦に関する特別な考慮です。事故対策本部の放射線医学総合
研究所に100ミリSv(総量)で大丈夫とありますが、これは正確ではありません。
上にあげた R.L. Brent のレビュー論文(2009年)によると、100ミリSv(総量)
というのは、1%以上の人が影響を受ける値です。つまり、安全値というより、
むしろ、これを越えると有為な差があるという危険値です。
論文の Table 5 や Figure 4 論文を見ると、おおむね安全と言えるのは
5ミりSv(総量)以下で、そこから100ミリSv(総量)まではグレイゾーンです。
現に、大人の場合、同様に『大人に明らかに影響がある』と言われる
1000ミリSv(総量)に対して、原子力従事者の緊急時安全基準は1割の
100ミリSv(総量)です。普通の人が毎年放射能を受ける訳でない事を
考えても、3割(30ミリSv)以下でおおむね安全と考えるのが妥当で、
その事は上記論文の Figure 4 からも見て取れます。ということは、

(3) 妊娠初期(妊娠かどうか分からない人を含めて)の場合、居住地
近くで300マイクロSv/時(=0.3ミリSv/時)に達したら、緊急脱出
しなければならない = 赤信号。

(4) 妊娠初期(妊娠かどうか分からない人を含めて)の場合、居住地
近くで30マイクロSv/時(=0.03ミリSv/時)に達したら、脱出の準備を
始めた方が良い = 黄信号。
となります。
逆に言えば、(2)や(4)の1割以下(居住地近くでの値が、普通の人で
10マイクロSv/時、妊娠初期の人で3マイクロSv/時)なら安心して
良い事になります。ちなみに、放射能の影響は、細胞分裂の活発な
若い人ほど深刻だと思われている(注:未確認ですので情報を持っている人は
お教え下さい)ので、乳幼児や子供は妊婦と大人の中間になります
(上記論文の表4参照)。

第3に、距離との関係です。チェルノブイリで問題になったのは事故現場からの
直接放射でなく、そこで発生した高濃度の放射性噴煙が移動しながら
出す放射線でした。
福島原発も、レベルは違うものの放射性ダストを外に出しています。というのも、
燃料棒が壊れて、しかも開放弁を通して外気に直接触れているからです。
水を被っていない燃料棒は、焚き火での焼けぼっくいと同じように、
マイクロスケールでの崩壊(爆発)を繰り返して、それが放射能の濃淡を
作ります。この手のマイクロスケールの高濃度ダスト放出は自然界では
普通に起きている事で、それ故に科学者でなくても多くの人が
『そんなものだ』と感じているでしょう。このリスク計算がありません。

地表と違って上空100mを越えると風は安定的にかなりの速さで吹いています。
その場合、だいたい10m/秒という見積もりが良く(10km上空は
50~100m/秒です)、この速度だと、高濃度の放射性ダストは(サイズにも
よりけりだけど)数時間は拡散せずに放射能を出し続けます。一部の
人が言っているように距離の逆自乗で減衰する事はありません。
10m/秒とは時速約40kmに相当します。そのようなダストは原発現場でも
高濃度の放射能を出しますから、現場で非常に高い値を記録したら、その
風下の人間は緊急に室内に退避しなければなりません。その警報が
届くまでに2時間見積もる必要があり、そこから80km圏という数字が
簡単に出て来ます。ちなみに、こういう警報は日本語で出されますから、
日本人(現状では1時間以内で対応すると思われる)と外国人とでは避難の
速さが違い、その為に日米での退避半径が違うと考えられます(もちろん、
避難範囲を広げると国が後日保証しなければならない人が多くなる、という事情もあるかも知れませんが、そういう政治的・裁判手管的考察はここではしません)。

ここで風向きをどう知るかが問題になります。要領は花粉予想や煤煙予想と
同じなので、気象庁で出来るはずですが、残念ながらそこまで至って
いません。ですが、海外の研究所がこの予報を出しています。日本全体は
ノルーウェー気象研究所(http://transport.nilu.no/products/fukushima)
が出していて、例えば地表のどこにダストが届くかは これ です。
この予報は ノルーウェー気象研究所(http://www.yr.no/)の風向き予報
(例えば東京だと これ)に基づいています。

もちろん、予報と実際の値は得てして違います。ですから、実際の地上での
風向き(アメダスなどの観測値)も見る必要があります。この場合、地表から
上空1km程度まで、風向きがゆっくりと時計回りに変わる事(エクマン螺旋と
いいます)を考慮して、誤差を最大120度と見積もると、地表風向きに対して
(上から見て)時計回りに90度、反時計回りに30度の範囲が風下に当たります。

さて、では福島原発での放射能の値がどれだけ上がったら室内退避を
すべきでしょうか? 急速に運ばれた放射性ダストが、例えば朝凪夕凪になって
居住圏にジグザグしながら浮遊するとして、2時間を想定すれば50ミリSv/時が
危険値です。つまり

(5) もしも原発の近くで50ミリSv/時を越えたら風下100km以内
(時計回り90度、反時計回り30度の扇形)の人は緊急に屋内に退避し、100km以上でも近くの放射能値情報に随時注意する = 赤信号。

では警戒値はどの程度になるでしょうか? この場合、原発での測定が一ヶ所で
あることを考慮しなければなりません。局所的な高放射能雲なので、一桁の誤差を
見積もる必要があります。従って、緊急避難値の1割の5ミリSv/時という事に
なりますが、この位の値になると、原発正門(測定値のある所)では、
事故現場からの直接放射の量が大きくて、浮遊性ダスト起源と区別がつきません。
こういう時は変動幅を使うのが常套です。つまり

(6) もしも原発の場所で急に5ミリSv/時以上の変動が見られたら、
風下100km以内(時計回り90度、反時計回り30度の扇形)の人は
なるべく屋内に退避し、100km以上でも近くの放射能値に随時
注意する = 黄信号。 となります。

最期に、気象庁と原子力保安院への提言です。原発サイトの回りでの
放射性ダストの分布を推定する為に
(a) 原発を取り巻くような形で500m程度離れた地点での放射能モニターを
至急設置して欲しい。
(b) ダストと風の垂直分布と知る為に、気象ゾンデに放射能モニターを
積んで、毎日数回、原発サイトの近くで打ちあげて欲しい。
これらの情報があるだけで、放射性ダストの行き先の予測が非常に
楽になります。

written 2011-3-18
revised 3-19: (1)と(2)を追加
revised 3-21: (5)と(6)とラストを追加、放射性ダストの流れの予報サイトを追加、
(1)~(4)に『居住地近くで』を追加、安全基準値に関するミスを修正。
山内正敏
スウェーデン国立スペース物理研究所(IRF)
(日本の研究者が研究室と学会(被災地の研究室)の復旧で手一杯の
ようですので、海外の私が敢えて発信する事にしました)
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単位について(Gy と Sv)

Sv = Q x Gy

で大抵は Q=1 です。但し、ソースの近く(原子炉の近くとか、放射性ダスト
の近く)では中性子の事があり、その場合はQ=10です。

2011年3月20日日曜日

原発事故対応マニュアル

政府発表では、消防車による放水はうまくいっているようです。
作業がうまくいけば、高濃度の放射性物質が大量にばらまかれるという最悪のシナリオは避けられるかもしれません。本当に、うまくいってほしいです。

一方で、完全無人で放水ができるわけではなく、被曝する人が日々増えていることは間違いありません。電気が通ったとしても、機器の設備点検などにも大量の人が携わるわけで、それによっても被曝する人は増えていきます。仮に事態が沈静化したとしても、大量の放射性物質が発電所周辺にばらまかれたという事実は変わらないわけだし、さらにいえば海水を注水した1~3号炉は廃炉は間違いないので、それらをどう処理していくか、という重大案件も残ります。ただでさえ、使用済み核燃料の捨て場所に困っているところに、大量の放射性廃棄物ができてしまったわけですから。。。。

福島原発への注視は、むしろ事態が沈静化して、世論の目が他にいってからの方が重要といえると思います。

以下、友人からの情報です。


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チェルノブイリ事故のあとで仲間と作った原発事故対策マニュアルを, ウェブに出しています.イメージなので1.8MBあります.参考にしていただければ幸いです.
http://jsa-t.jp/local/fukuoka/genpatsujiko1989.pdf
事故地の近隣の方で今関心が高いと思われる防護対策は42ページからです.絶版になっていますが,緊急出版のオファーがあるとのことです.放射能,放射線に対しては「正しく恐がる」ことが大事だと思います.
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2011年3月19日土曜日

公表された放射線量をグラフ化したものが公表されています

知人からの情報を3つ転送します。
資料として重要です。

美浜の会のホームページで、東電、保安院、文科省、福島県、茨城県等が公表している放射線量につ
いて、グラフ化しされたものが公表されています。
 100km圏でも、異常な高線量状態が続いていることがわかります。一時的なピークではなく、定常的にレベルが高いことが問題です。また、福島第一の周辺線量にも3つのピークがあります。最初のピークがサプレッションプールの損壊の時です。この辺りから事態が容易ならざる様相を呈し始め たのが線量からも読み取れるかと思います。
 下記サイトで確認されるといいと思います。
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/monitoring/fukushima_monitoring.

フランスのIRSN(放射線防護原子力安全研究所)が、独自に行った福島原発からの放出放 射能の大気中拡散シミュレーションの結果(3月12日~20日の1時間ごと。セシウム137をトレーサーとしたもの)を公表しています: http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_17mars.aspx

(チェルノブイリ原発事故のさいの発電所直近の値は100,000 Bq/m3、 ウクライナ、ベラルーシでは100 à 1000 Bq/m3だったとしていま す。)

同時に、この放射能放出の間、防護措置が取られなかった場合に1年間に甲状腺に受ける被曝線量のシミュレーション結果も公表されています: http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_doses_corps_thyroide_17mars.aspx

東京電力で配られた、原発上空を撮影した動画です。とっても、なまなましい!
http://bit.ly/eOc5d3